ジャズ総合情報 @jazz - オーディオ入門 ( Audio Seminar ) デジタルとアナログ 【その2】

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第6回 オーディオ講座
〜 デジタルとアナログ 【その2】 〜


前回は「デジタルとアナログの違い」をその記録方式の違いという観点から解説させていただきました。今回は、両者の「音質」という観点でお話をしたいと思います。
アナログ録音の音は前回お話した通り、音の波形をそのままレコードの溝や磁気テープに記録する方法でした。アナログの音の良さはよく「暖かみがある」と表現されます。これはCDが発売された直後のデジタル変換技術にも要因があるようです。CDの音質については当初色々な反応がありました。「冷たい音だ」、「ぬくもりが感じられない」など等。確かに初期のCDはアナログレコードと比較すると多少そのように感じるような面もあったかもしれません。またアナログレコードはCDのように20Hz〜20KHz以外の音をカットするというような事は行われていません。また、デジタル録音は音の波形を細かく区切って数値化しているため、音の波形をそのまま記録するアナログよりも優れているという考え方もあります。
では、上記のような利点がありながら、なぜ現在「デジタル録音」、「CD」が主流になったのでしょうか。理由はいくつかあります。一つは「劣化しない」ということ。アナログ録音を記録するレコードや磁気テープは経年劣化を免れません。さらにコピーする度に音質が劣化します。また、録音機器や再生機、メディアそのもののコンパクトさ携帯性という理由もあります。さらに音質。アナログ録音の話と矛盾するようですが、この「音質」という点は避けて通れません。先ほどもお話した通りCDは周波数帯域が20Hz〜20KHz以外の音はカットされています。なぜなら人間が「音」として認識できるのがこの周波数帯域とされているからです。これを超える周波数帯は人間は「音」として認識できません。例えば、皆さんご存知の「犬笛」がそうです。周波数は20KHzから22KHzと言われています。また、そもそも音の入り口であるマイクロフォンはスペック上でも20Hz〜20KHzを超えるものは音響測定用マイク等特殊なものを除けばほとんどありません。さらにスペック上は20Hz〜20KHzとなっていても実際に測定するとスペック通りとはいかない場合が多いようです。つまり、音の入り口の範囲を超えて録音することや、人間が「音」として認識できない音を記録する事が、そのまま良い音質に繋がるかどうかは疑問が残ります。またそもそもアナログレコードでは、10KHzを超える高音は多くが減衰してしまうという話もあります。この事もCD発売当時の技術不足に加えて「冷たい音」という評価になってしまったのではないでしょうか。

「音は出口も大事」

音の入り口が「マイクロフォン」であれば、出口は「アンプ」、「スピーカー」ということになります。CDを市販のオーディオシステムで再生し、その音を測定すると実は30KHzくらいの周波数帯域まで出ているそうです。本来20KHzまでしか録音されていないはずのCDの音がなぜ30KHzまで出ているのでしょう。これは「アンプ」で音を増幅際に「倍音」が発生するためです。現在でも「デジタル・アナログ論争」は、ありますが、単に録音方式だけの問題ではないようです。結局「良い音」というのが「劣化が無く、高周波数帯域まで出せ、ノイズが無い」ということになればデジタルに軍配が上がるでしょう。しかし「良い音」というのは「好み」の問題ではないでしょうか。食べ物と同じように、ある人が「おいしい」といっても万人が美味しいと言うことは考えにくいですね。同様に誰かが「まずい」といっても「おいしい」と言う人はいるでしょう。「良い音」というのも結局は好み、主観であるように思います。言い換えれば、それだけ奥が深いということですね。

豆知識:「CDは、なぜ74分なのか?」

ではCDの長さはどうやって決まったのでしょう。多くの方はご存知かもしれませんが、これは二つの説があります。一つは、世界的に有名な指揮者カラヤンの「鶴の一声」で決まったという話です。もともとCDの規格は日本のソニー社とオランダのフィリップス社によって進められていたのですが、収録時間をめぐってはなかなか意見がまとまらなかったそうです。 そこで、当時ベルリン・フィルハーモニーの指揮を務めていたカラヤン氏に相談したところ、世界で一番長い曲とされる「ベートーベン交響曲第9番」が収録できるようにというアドバイスをもらい、決定に至ったという話です。「第九」は、カラヤン指揮の演奏時間、さらにそれに少し余裕を持たせるとちょうど74分くらいになった、という説です。CDのサイズも74分の収録を可能にするために12cmとなったということです。またこの話は別説もあり、当初60分の規格を進めていたフィリップス社に当時のソニー社社長が「ベートーベン交響曲第9番を一枚に入れたい」と提案したためという説もあります。 いずれにしても「ベートーベン交響曲第9番」が大きく影響しているということは間違いないようです。

携帯型レコーダーの歴史


家庭や持ち歩いて録音できる機材としては1960年代のオープンリールテープがその先がけでした。オープンリールテープとはカセットテープのように磁気テープを使って録音する方法でした。しかしオープンリールはカセットテープと異なりテープをリールに巻き付けただけの物でしたから、取り扱いが難しく、またプレーヤー自体が何キロもする代物でとても「携帯」できるものではありませんでした。次に普及したのはカセットテープ。ソニー社の携帯型カセットプレイヤー「ウォークマン」が1980年代に爆発的にヒットし、録音機能が付いたものが発売されたのです。しかし、カセットテープ自体の音質はあまり良いものではありませんでしたし、「ヒスノイズ」という再生時に発生してしまうノイズを避けることはできませんでした。そしてMDをメディアとしたもの、DAT、そして現在の半導体メモリーを使ったものまで進化したということは前回解説した通りです。では、現在の「リニアPCM」とは何のことでしょう。まず、「PCM」とは「Palus Code Modulation(パルス符号変調)」と頭文字をとった略語です。なんだか難しそうですが、前述の音の波形をデジタル化する方法のことです。では「リニア」とは何でしょう。これはPCMという方式でデジタル化する際に元の音に対して「手を加えない」、「省略しない」と言う意味です。人間の耳はその音の大きさや種類によって異なる聞き方をします。例えば大きすぎる音や小さすぎる音は感知しません。単なる「PCM」では、この人の聴覚に合わせてその録音時に区切り方を変えて録音しているのです。一方、リニアPCMは、これらの事を行わないので、より現音に忠実な録音が可能ということになります。

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ぜひ一度、ご自分の演奏を高音質な音で聴いてみてはいかがでしょう。


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第3回  アンプの基礎 ( 取材協力:株式会社トライオード)

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第6回  デジタルとアナログ 【その2】


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