ギターを選ぶ際のポイントってありますか? ギターは、聞く位置によって響きが変わってくるところがあります、ギターを選びの際には、友人3人位で連れ立って多方向から聞くことも大切です。誰かに弾いてもらって前に立って聞いてみるというのもいいです。 また、ギターの空気感という部分が音の要素としては大事で、それはその楽器を手に取った段階で決まると思うので、楽器選びの段階でその人が空気感が得られる楽器を選ぶべきだと思います。 ヤマハの楽器について、どのような印象を持たれていますか? ヤマハのギターとの出会いは中学生の時でした。FGというものです。当時必死にバイトしてはじめて買ったアコースティックギターです。ヤマハは当時装飾系がすごいと言われてましたが、サウンドも好きでした。自分の好きなドレッドノートスタイルの音がしたからです。FGは自分の手や感覚になじみが良いギターでした。その後少しヤマハの楽器からは遠のいていたのですが、やはり今でもその印象は変わらないですね。 まず最初に、ギター自体の、弾き心地やネックの感じ等はいかがですか? これはマーチンやテイラーと持ち替えても遜色無いくらいのものです。生音はシングルカッタウェイとは思えないほど低音もしっかりしているし、プレイアビリティももちろん。カッタウェイがある分だけ弾きやすいですし、プロでも、アマチュアの方も十分楽しめるレベルの完成度を持ったギターです。 ギターという楽器に対して、どのようなポイントを注意されていますか? 大抵は、まず楽器を入手した後で、自分の気に入った仕様にするためにプロはネックに手を入れます。僕もサイドの部分は指を入れやすくする為にサンドペーパーを掛けたりすることがあります。ですがこのギターは、インレイの装飾の仕方、ネックの脇の処理の仕方もこちらが手を加える必要もなく、既に素晴らしい出来になっています。手が比較的小さい女性の方でも弾きやすい仕上がりになっていますね。 楽器の音以外で重視される点、ということですか? そうですね。というか、やはりアコースティックギターは弾き心地やフィーリングが大切になってくると思うんです。どんなに音が良いギターでもプレイアビリティが良くなければ手を出さないですし、逆もまた然り。そんな意味でもこれは大人から子どもまでOKですね。親指で6弦が押さえられます。とてもバランスが取れており、これを持てて光栄です。 今回の重要なポイントとなる機能が、マイクで録った空気感の再現ということなのですが・・ SRTの恩恵を受けるシーンというのは、「この楽器自体の音、空気感を色々なマイクで録った音」をライン出力し使用する局面だと思います。ボディの音をシュミレーションしたものを出すことが目標なのですが、SRTは実際に録る音、中でも空気感を感じさせる音が、ラインから出力できるということが魅力です。 空気感はまずギターの目の前から聴こえる音が基本だと思うのですが、ライブで一人ひとりのお客さんにギターを目の前に持っていって聞かせるということはできませんからね。 また、バンドでやるより、独奏で使う事で効果を上げることが出来ると思い、特に重点的に使用しています。空気感のある音を、ピエゾとブレンドして使っています。 具体的には、どのような組み合わせ方なのでしょうか? 大まかに言うと、ハイエンドが強調している音、ローエンドがふっくらした音、ミドルエンドが強調した音の、それぞれの場合の遠近。この6パターンがピエゾとブレンドできるっていうのが大きな特徴です。これはまさに、バンドでやるというよりは独奏部分で一番効果が如実に現れる部分だと思っています。 指のタッチの一部を聴かせるのか、歌いながら大きいサウンドにするのか、という部分ですが、そこをこのシステムで選ぶのが一番違いが出ると思うんです。