「音から風景が見える。ソフトかつ流麗なハーモニーの御馳走を召し上がれ!」
★★★★★ 2010/11/11
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 駄らいぐまぁ -
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ジャズそしてボサノヴァスタンダードとしても有名なWAVEの演奏。ゆったりとしたガットギターのコードイントロから流れるように入ってくるフルートのセカンドリフ。そしてソフトなピアノのメインリフへ。そこから見える風景は、南国の海岸の砂浜、明るい日差し、潮風、そして、”波”。そんな心地よい風景が、美しいハーモニーの中に、まるで見えてくるかのようなドラマ性を持っている。
そんな豊かなムードをアルバム全編から感じ取れる。ストリングス、ホーンを入れながら、ピアノメロディというのもユニークで、そしてドラマチックな印象を魅せる。
ベースにはロン・カーターが参加。ルートを主体としたシンプルなベースラインが、彼らしさを見せつつ、更にメロディとハーモニーを引き立てる抜群の機能を発揮している。
ブラジルの風
★★★★★ 2010/10/8
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いその -
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ボサノヴァと言えば、「イパネマの娘」で一世を風靡したアントニオ・カルロス・ジョビン。ボサノヴァは心地よいガットギターのコード、小粋なリズム、そしてこれらを土台にして流れるようにメロディが乗ります。このボサノヴァの三大要素が、最高の形でこの一枚のアルバムで味わえます。ブラジルのさわやかな風を感じる一枚です。