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A&M


Wave     ジャケット写真 Wave

ボサ・ノヴァの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビン永遠のベストセラー。ボサ・ノヴァの決定盤だ。

アーティスト: アントニオ・カルロス・ジョビン
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1990/10/25
品 番: UCCU-5007

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レビュー

「音から風景が見える。ソフトかつ流麗なハーモニーの御馳走を召し上がれ!」

★★★★★ 2010/11/11
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

ジャズそしてボサノヴァスタンダードとしても有名なWAVEの演奏。ゆったりとしたガットギターのコードイントロから流れるように入ってくるフルートのセカンドリフ。そしてソフトなピアノのメインリフへ。そこから見える風景は、南国の海岸の砂浜、明るい日差し、潮風、そして、”波”。そんな心地よい風景が、美しいハーモニーの中に、まるで見えてくるかのようなドラマ性を持っている。
そんな豊かなムードをアルバム全編から感じ取れる。ストリングス、ホーンを入れながら、ピアノメロディというのもユニークで、そしてドラマチックな印象を魅せる。
ベースにはロン・カーターが参加。ルートを主体としたシンプルなベースラインが、彼らしさを見せつつ、更にメロディとハーモニーを引き立てる抜群の機能を発揮している。

Polygram Records


We Get Requests     ジャケット写真 We Get Requests

有名スタンダードや名曲などを演奏したアンコール集。オスカー・ピーターソンのエッセンスが詰まった、端正なフレージングが素晴らしいジャズ・ピアノの傑作だ。

アーティスト: オスカー・ピーターソン・トリオ
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1997/07/29
品 番: UCCU-5006

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レビュー

「モダン・ジャズ・ピアノトリオの原点、入門としては必聴!!」

★★★★☆ 2010/11/11
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、エド・シグペンという鉄板ピアノトリオ珠玉の名演。特にJazzスタンダードの演奏で、「コルコヴァード」「酒とバラの日々」と言われると、間違いなくこのアルバムを思いつく人は少なくないだろう。テクニック、センスとも申し分なくゴージャスなピーターソンの流麗なピアノ、それを支えるブラウン、シグペンの揺るがない、しかもグルーブ感たっぷりのリズムライン。特にブラウンのベースは、このアルバムでのテンポ位が丁度彼の魅力を存分に発揮するぐらいでもあり、ピーターソンのピアノとよく絡んで、演奏の魅力を倍増させている。
Jazz初心者の入門盤としてはこの上ないくらいの必聴盤といっても過言ではない。

Blue Note Records


処女航海 ジャケット写真 処女航海

1960年代、マイルスディヴィス・クインテットの一員として頭角を現したハービー・ハンコック。彼がリーダーとなって作りあげた代表作。

アーティスト: ハービー・ハンコック
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1999/04/07
品 番: TOCJ-8505

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レビュー

「ハンコックの代表作の中でも、コンセプチュアルでもあり、先進的」

★★★★★ 2010/11/10
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

モード理論を更に一歩先に進めたような発展型モード曲「Maiden Voyage」。そのハンコックのソロフレーズには、正しく”処女航海”のような、大海原に繰り出す出発の希望と不安、その気持ちを掻き立てる海の小波を感じさせられる。それまでのブルーノートの作品群の中では随分異色にも見えるが、間違いなく新たなJazzの方向性を切り開いた名作と言える。
次の瞬間に、あっと思わせるような「Eye of the Hurricane」の激しい展開、そしてエンディングの名曲「Dolphine Dance」。正しく広大な海原を旅する小船の物語のような展開を、一枚の作品を通して魅せているような感を思わせる。小手先の小難しい理論では決して成し得ない程にスポンティニアスなセンスを感じさせる。

Riverside


Explorations     ジャケット写真 Explorations

全ジャズ史に記憶されるべき真の名盤。初心者にも薦められるエバンスの最高傑作である。

アーティスト: ビル・エヴァンス
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1991/07/01
品 番: UCCO-5011

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レビュー

「クールなピアノトリオの誕生」

★★★★☆ 2010/11/10
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

コンテンポラリーJAZZへの新たな道を切り開いた、ビル・エバンスの傑作である一枚。ハードバップ全盛の時代より、派手なアンサンブルを売り物としていたコンボに比べ、ピアノトリオという形態を取ったアーティスト達は、中々そのアピールが表に出ないことに苦しんでいたに違いない。それでもバップ期を生き延びたバド・パウェルや、ピアノトリオの大御所、オスカー・ピーターソンを代表するような、派手さと超絶テクニックを前面に押し出し、トリオでも力でゴリ押しという形の形式も多かった。が、このエヴァンスのトリオはそれらとは全く違ったスタイルを打ち出す。歴史的にも有名なラファロ、モチアンという理解者とともに、独自な世界の構築を見出している。ファーストNo.の「ISRAEL」からして、ブルージーというバップ期からのキーワードに見事に戦いを挑む姿勢さえ見られる。血湧き、肉踊るという方向とは180度違ったクールな方向性は、今聴いても新鮮だ。

Blue Note Records


モーニン ジャケット写真 モーニン

誰もが口ずさんだといわれるアート・ブレイキーの代表的名盤。ハードバップ入門者はまず聴くべきアルバム!!

アーティスト: アート・ブレイキー
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1999/03/17
品 番: APSABN4003

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レビュー

「ブルージー、ファンキー、単なる”ハードバップの名演”だけでは勿体無い名盤」

★★★★☆ 2010/11/10
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

有名すぎるジャズスタンダードナンバー、「Moanin'」のイントロが流れてきた途端に、”あ、Jazzだ!”と誰もが思うに違いない。余りに多様化し、Jazzの定義が難しくなった現代でも、このアルバムを聞けばきっと”Jazzだ”という認識は変わらないだろう。タイトでかつゴージャスなロールが飛び交うブレイキーのドラムに、ブラックさ溢れるボビー・ティモンズのピアノ、そしてフロントマンはリー・モーガンとベニー・ゴルソントという、どちらもハード・バップ期にその名を馳せたビッグネーム。これだけ豪華なメンバーをそろえながら、やはりサウンドの鍵を握るのはブレイキーだ。どんなに派手なプレーをしようが、決して他のアーティストが前に出ない彼の統率力は、ある意味大したものだ。

コンテンポラリーという先進性には付与しないものの、ビ・バップから一歩抜け出したじゃジー名だけでないブルージー、ファンキーな雰囲気を一度に楽しめる、贅沢な一枚だ。




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