アニタの魅力も実力もぎっしり
★★★★★ 2010/12/25
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By きたかぜ -
レビューをすべて見る
数あるアニタのアルバムの中でも傑作と評される作品の一つ。よく知られるスタンダードナンバーを、アニタならではのハスキーな声、スリリングなスキャット、メリハリのきいた歌いっぷりで実力を発揮。お腹にこたえる本格ジャズボーカルを、存分に楽しませてくれる。
ハイテンポに始まり途中ドラマチックな展開を見せる「ス・ワンダフル」、アニタの乾いた声とバックの湿ったトーンが絶妙に交わる「ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー」は、一瞬でハマるカッコよさ。「ゼム・ゼア・アイズ」圧巻のスキャットは、ジャズファンなら誰もが虜になるのでは。
アニタの魅力があらゆる表現法で次々と飛び出してくる聴きどころ満載の一枚。ドライなアネゴ系ボーカルが好きな人にはもちろん、ジャズ入門者にもおススメしたい。
カッコイイんです
★★★★★ 2010/10/8
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いその -
レビューをすべて見る
ハスキーな声、”小粋な”フレージング、エラやサラのスタイルとは違った経路をたどってきたアニタ・オディ。バッキングはオスカー・ピーターソン・トリオがサポートしている。「ス・ワンダフル」ではアップテンポで歌い出し、途中でテンポの違う他曲を挟む構成はまさに圧巻です。本作はアニタ・オディの最高傑作です。