Polygram Records
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helen merrill
NYのため息とブラウニーの天才が手を組み、ジャズと歌の世界を掘り下げた不朽の名盤。
アーティスト: クリフォード・ブラウン, ヘレン・メリル
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1990/10/25
品 番: UCCU-5004
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レビュー
ジャズの温かさと深さ
★★★★★ 2010/12/28
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ハスキーでも温もりのあるヘレン・メリルの歌声と、哀しくも力強いクリフォード・ブラウンのトランペット・ソロが印象的。「YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO」は、さまざまなアーティストが取り上げているけれど、このアルバムを聴くと、ヘレン・メリルほど説得力のある歌手が他にいるだろうか、と思う。つい心の深い部分まで迎え入れてしまう何かがある。ヘレン・メリルを聴くなら、まずこのアルバムから。
SMJ
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スムース
ゲストにジョージ・デュークを迎えたラグジュアリー・ジャズの決定盤!
アーティスト: ケイコ・リー
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2010/10/13
品 番: SICP-10113
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レビュー
聴くほどに、1曲1曲の魅力が心にしみ込んでくる
★★★★☆ 2010/12/26
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ケイコ・リーがバラードを中心に選んだという10曲を収録。バラードと言っても、彼女が歌うと、情緒的すぎず、単調にもならず、重くもない。聴くほどに、1曲1曲の魅力が心にしみ込んでくる。このアルバムに限らないけれど、ケイコ・リーは、曲との距離感が聴いていて心地いいのだと感じている。
流れにのってくると、自身のピアノで歌う「DON’T KNOW WHY」が挟まれる。まるで、もり上がった感情をクールダウンするかのように。そのタイミングとさじ加減がたまらない。
その場の空間までもスムースに磨きあげてくれる、大人の一枚。
Polygram Records
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Anita Sings the Most
オスカー・ピーターソン・トリオと第2の黄金時代のアニタをとらえた名作。
アーティスト: アニタ・オディ
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1990/10/25
品 番: UCCU-5064
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レビュー
アニタの魅力も実力もぎっしり
★★★★★ 2010/12/25
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
数あるアニタのアルバムの中でも傑作と評される作品の一つ。よく知られるスタンダードナンバーを、アニタならではのハスキーな声、スリリングなスキャット、メリハリのきいた歌いっぷりで実力を発揮。お腹にこたえる本格ジャズボーカルを、存分に楽しませてくれる。
ハイテンポに始まり途中ドラマチックな展開を見せる「ス・ワンダフル」、アニタの乾いた声とバックの湿ったトーンが絶妙に交わる「ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー」は、一瞬でハマるカッコよさ。「ゼム・ゼア・アイズ」圧巻のスキャットは、ジャズファンなら誰もが虜になるのでは。
アニタの魅力があらゆる表現法で次々と飛び出してくる聴きどころ満載の一枚。ドライなアネゴ系ボーカルが好きな人にはもちろん、ジャズ入門者にもおススメしたい。