「ハード・バップ期の隆盛を現した会心作」
★★★★☆ 2010/10/24
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 駄らいぐまぁ -
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オープニングの「THE DIP」は、競演しているトランペットのリー・モーガンの代表作「Side Winder」を思わせるリズムとハーモニー。その中を自由に泳ぎまわるモブレーの図太いテナーが魅力的だ。続くモーガンのトランペットが、それに対抗するように鋭いトーンを上げ、目を見張るインプロビゼーションを見せる。ファンキー・ジャズの名演の一つと言っても過言ではない。
続く「RECADO BOSSA NOVA」は、数あるJazzアルバムの中では一番有名な「RECADO BOSSA NOVA」では無かろうか。テーマのハーモニー、アドリブから見られる切なさとエキサイトネス。アルバム全般通しても感じられるハードパップの典型的作品の中でもその演奏レベルの高さ、旨みの良さを持っている。難しげなコード進行がある曲を使用しているわけではないので、バップフレーズ研究にはもってこいの作品だ。また、単純に聴くだけでもファンキーJazz、Jazzボッサ、そしてエキサイティングなブルース、バラードと聞かせどころも盛り沢山。正にハードバップ期の作品としては秀逸といっても良いだろう。
熱い演奏
★★★★★ 2010/10/12
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By にこ -
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ハンク・モブレーの最高傑作!「Recado Bossa Nova」は人気の曲で、jazz喫茶の人気盤になっていたみたいです。
そしてモブレイの笑顔の写真と真っ赤なジャケットには、魅力ありです!!
どこをとっても歌心に溢れたモブレーの熱い演奏が聴ける一枚だと思います。