Kose Profile

菊地康正(1953- ) サックス・

フルート奏者、作・編曲家、教育者



 秋田県生まれ、北秋田市出身、鷹巣中学、秋田高校時代は吹奏学部で活動、チューバから始まって、サックス、クラリネットなどを担当。



同時にクラシックギター、ピアノなども独習する。ジャズに興味を持ち、高校時代にはすでにジャズのバンドを結成して演奏していたが、

19歳で上京してプロ活動開始。





 サックスを松本英彦(ts)に、音楽理論は三木敏悟(arr)に師事。



次第に頭角を現し、三木敏悟とイナーギャラクシーオーケストラ、つのだひろ & ジャップスギャップスなどに参加。



以降主にジャズ、ポップスの一流アーティストのサポート・ミュージシャン、スタジオミュージシャンとして活動。



サポートしたアーティストは、アイドル系からジャズ、ロック系まで多数。例えば矢沢永吉(vo)、日野皓正(tp)、世良譲(p)。



来日した海外の演奏家のサポートでは、サラ・ボーン、ヘレン・メリルなど。



またスイスのモントルージャズ祭、オランダのノースシージャズ祭、オーストラリアでの演奏など、海外での演奏、来日有名音楽家との共演経験も豊富。

 自身の初リーダーアルバムの発表(’84年、Eternal Lover)、芸能界の仕事、スタジオの仕事で多忙を極めたが、’88年に渡米。



ニューヨークに半年間滞在して、修行。



帰国後、教本の執筆や、’92年から10年間、4サックス・アンサンブル実験集団としてサックス・マシーンズを主宰、横浜ジャズプロムナードなどジャズフェス、NHKなどラジオ放送への出演、アルバム制作を続けた。



 2000年のアルバム「Sax machines 」(Vira)発売後、2003年には、日韓文化交流の一環として、韓国のソウルナショナルシンフォニーオーケストラとSax machines の共演も成功させた。



2006年の新作「My spanish key」は、初のスタンダード集であり、奥行きがあり味わい深い内容が好評。これを機に、各地で活発にコンサート活動を展開。



並行して、長年にわたり教育活動も行っており、東京、横浜、名古屋、大阪の各教室で教鞭を執る傍ら、管楽器では珍しい通信教育も実施、成果を上げており、卒業生は数百名を数える。



教本も多数執筆出版しており、Play the Alto sax、Play the Tenor saxの各シリーズは、7冊を数える。2006年発売のアルバム「My spanish key」を機に全国ツァーも成功させた。



2010/9/6、チャリティコンサート/ジャズとシャンソンの夕べを東京大井町きゅりあん小ホールにて河津延樹(Vo)稲里ひろみ(Vo)らと開催、成功させた。



日本の森林と水源を守る、日本熊森協会、NPO法人奥山保全トラストに十数万円の寄付を達成。



2016年、新作アルバムReborn again は、ラテンジャズ、メインストリームジャズの日本のトッププレーヤーとの共演で、キャリア40年の実力を世に問う。