YAMAHA THR100H Dualモニターレポート
『原宿クロコダイル』は、誰もが生の音楽を楽しめるバー&レストラン。今回はこちらにYAMAHA THR100H Dualの感想を伺ってきました!
コンパクトさは武器になる
カフェのインテリアにもなりそうな洒落たデザインが素敵で、音を出さなくてもついスイッチを入れて眺めていたくなります。まさにアンプに火を入れると言う感じですね。女子に言わせたら「カワイィー!」です。「めちゃカワイイー!」です。
ヤマハのTHR100H&THRC112のコンビはとにかくコンパクトです。写真を見て想像していたサイズよりも実物はずっと凝縮された感じでした。このコンパクトさはステージではけっこう武器になりますね。ウチがそうなのですが、おそらく多くのライブハウスのステージも広く見えていて実は形状が必ずしも長方形とは限らず、また常に居座って行き場のない何らかの機材、楽器類などがあり意外と余地は少なかったりします。スタックアンプを数台持ち込んでセットしてみたら、アンプに場所を占領されて「オレが動けねー」なんて笑い話のような本当の話もないことはないです。対バンありの場合などスペースと転換時間の都合上アンプは共用、なんていつもの事です。でもでも演奏する側にしてみたら本当は妥協ですよね?
だってどうしても自分のアンプに入れ替える!ってこだわりのBANDはスタッフを用意したりしてなんとか実現してますから。
けどTHRならわずかな隙間があれば大丈夫!乱暴ですが他のアンプの上にお邪魔させていただくなんて離れ業も出来ちゃったりもします。…よね?転換するとしても一人で出来るし時間も当然かかりません。30センチ少々の隙間があればなんとかなります。‥あと‥よろしければアンプの上に‥‥
とにかく自分のアンプを持ち込んで使うと言う事はミュージシャンとしてカッコいいです!
音作りも妥協なく自分の音に出来て結果、より良い演奏につながるのでしょう。
音の芯が遠くまで届く
さっそく使っていただきました。ベテランミュージシャンBAND《寺中名人&DAY BREAK》のギタリスト、リーダー、コンポーザーの寺中さん!ベンチャーズはじめサンタナ、クラプトン、ジミヘン、ブルース、Jpop、歌謡曲そして演歌までと何でも来いの、日本のギターマエストロの一人です。厳しいプロの耳で試してもらいましょう!
と言う事で、この日は毎年恒例の正月ライブ2DAYSの初日。2017年、年明け元旦、に初対面!そんな訳で「THR君こんにちは」
実は正直なところ、この小さなアンプで寺中さん大丈夫だろうか?と少々不安なのでした‥しかしそこはさすが寺中名人!一瞬で出音決めてしまいましたよ。何の迷いもなくヴァリュームやトーンを回して決めていってます。トーンコントロールとモードのつまみがアイボリーに色分されていて、つまり音のニュアンスに関わるつまみは色違いって事で直感的に扱いやすいかもです。デザインのアクセントにもなってます。そしてちょこちょことモードを切り替えながら確認なさって最終的に《モダン》モードを選択してました。音の立ち上がりが速く感じ、ご自身の感覚にフィットして気持ちイイとの事です。
客席で聞いた印象はヴォリュームをあげても耳に刺さるような音ではなく、かつ埋もれず音の芯が遠くまで届いて来る感じがしました。音が面となって広がるのではなく、かたまりで飛んでくる。そんな印象でした。あと気のせいなのか暖かい雰囲気の外見そのものの音って感じもします。見た目と音がマッチしているというか、違和感が無いというか私はそう感じました。ヴォリュームを上げていくと音がキツくて客席でも耳が痛くなってくるアンプが少なくないなか、この音はポイント高いのではないでしょうか。
BAND編成はドラム、ベース、エレキギター二人、レズリースピーカーを使ったハモンドオルガンに、パーカッションありに飛び入りゲストありの、けっこうタイトなステージ上でした。念のため大きなアンプも用意してましたが、二日間ともコンパクトなTHRのみでOKでした!全く問題なしです。世の中、自動車やテレビやカメラや炊飯器などなどデジタル技術でどんどん進化してますが、ギターアンプもちゃっかりと進化していたんですね。
ライブもいつもながらの大盛り上がりで素敵な年明けとなりました。
原宿クロコダイルは、誰もが生の音楽を楽しめるバー&レストラン。
われわれの提供したい生音楽とは、まさに広いレンジと緩やかなハードルです。
当店では常時ご出演希望者を募っております。
特にジャンルには拘っておりませんが、まずソウルフル(ハートフル)な音を求めています。
いつでも西(店長)までご連絡ください。どうぞお待ちしております。
住所:渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1
TEL:03-3499-5205
営業時間/Open:18:00〜25:00
2017年1月1日(日)