パット・メセニーもクリス・ポッターもかっこいい。
★★★★★ 2014/10/12
パット・メセニーが20年ぶりにサックスプレイヤーと共演している。
このアルバムに納められている曲は、オーケストリオンを使った演奏やスペイン風の曲もあり、バラード、スピード感溢れるストレートなジャズまである。全体としてずいぶんカラフルで、バラエティに富んでいる。そこにクリス・ポッターの一貫したストレートで硬質なサックスが加わることで、アルバム全体に統一感が生まれているように思う。別の言い方をすれば、パット・メセニーはアルバムの統一感をあまり気にせず、自由に演奏しているようにも聞こえる。
パット・メセニーのユニークさは相変わらずだし、クリス・ポッターってこのアルバムで初めて聴いたけれど、すごくかっこいいサックスを吹く人だなあ。
シンプルでかっこいい
★★★★★ 2014/9/26
いろんな編成で録音を残しているパット・メセニー。その中でもこれは、シンプルなトリオでの演奏です。壮大なスケールの演奏もいいけれど、このアルバムでは彼の詩的でスマートなプレイを、すっきりと分かりやすい形で楽しめます。エレキとアコギ、どちらの演奏も収録されていて、どちらもいいです。僕の感覚では、車で聞きたいのはエレキの演奏で、よるお酒を飲みながら聞きたいのはアコギかなあ、と思います。
おせっかいかもしれないけれど、パット・メセニーのアルバムはボリュームを上げて聞いた方が絶対にいいと思います。このアルバムもそう。出来ればヘッドフォンじゃなくスピーカーで、大きめの音で聞くと彼のギターに包まれる感じが最高です。