Blue Note Records
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フュエゴ
ファンキー路線で人気を集めていたバードの代表作。ジャズ・ファン好みの魅力的なナンバーが収録されたファンキージャズシーンの代表作。
アーティスト: ドナルド・バード
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2007/07/25
品 番: TOCJ-4026
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レビュー
バップジャズの代表作。
★★★★☆ 2013/1/10
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ドナルド・バード、ブルーノート第三弾に当たる本作。ドナルド・バードは、スムーズなフレーズと、つややかな音色でブルーノートの数々のセッションに登場した。中でもフュエゴはバードの最高傑作との呼び声高く50年代ハード・バップ・ジャズを代表する人気盤だ。全曲彼のオリジナルでまとめられており気合が入った充実した曲ばかりである。さらにゴスペル色が強いのは牧師の子として生まれ幼い頃から黒人音楽に自然に触れていたせいではないだろうか。ジャケット・デザインもなかなか秀逸で、クール・ストラッティンとならぶジャズ喫茶必須アイテムである。彼らはまさに時代とともに登場したハード・バップの申し子なのであろう。代表作だけありアップテンポの曲もスローテンポの曲もそれぞれに味わい深いものがある。
Blue Note Records
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ニュークス・タイム
アドリブの天才=ソニー・ロリンズと、リズムの天才=フィリー・ジョー・ジョーンズが真正面からぶつかり合った唯一の共演作。
アーティスト: ソニー・ロリンズ
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2009/06/10
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レビュー
横綱の貫禄。
★★★★☆ 2013/1/10
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この演奏はロリンズの絶頂期のもの。ウェイ・アウト・ウエスト、ヴィレッジ・ヴァンガードなど他にも傑作は数多いロリンズだが、このアルバムも遜色ない堂々とした演奏で、さずがの貫禄を見せ付けている。おなじみのナンバーが並ぶが、ここではエイジアティック・レエズという曲に注目して欲しい。ケニー・ドーハムのオリジナル、「ロータス・ブロッサム」の別名同曲なのだが、ドーハムの名演に勝るとも劣らない素晴らしいソロが聴かれる。やはりロリンズは横綱だ。ピアノのウイントン・ケリーもすばらしく溌剌としたプレイを演じている。
Blue Note Records
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ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1
孤高の天才ピアニスト初リーダー・セッション。
アーティスト: セロニアス・モンク
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2009/12/09
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レビュー
天才の精魂こめたプレイを堪能できる。
★★★★★ 2013/1/10
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
このアルバムタイトルだからいうわけではないが、ジャズ界には数多くの天才がいたのだが、モンクこそ、そう呼ばなければならないミュージシャンだったかもしれない。個人的にお勧めなのはミルトとのクァルテット「Epistrophy」と「Misterioso」。バイブとピアノが奇妙に絡み合い、眩暈をさそう。『ミルト』に収められた「Evidence」も素晴らしい。この2人、どんどん別の方向へ進むが、これ発展させていたら別の50年代、60年代があったのだろうなあと思わせる。グリフィンとの『イン・アクション』には及ばないものの、「In Walked Bud」はここでも実にかっこいい。「'Round About Midnight」は淡々とした硬質な出来である。やはり天才、そう思わせるプレイだ。
Blue Note Records
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ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.2
モダンジャズ・ピアノの開祖、パウエル絶頂期のトリオ・アルバム。スタンダード曲も多く含まれた至高の名作。
アーティスト: バド・パウエル
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2009/12/09
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レビュー
バド絶頂期の一枚。
★★★★★ 2013/1/10
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ジャズ好きなら周知の事柄だが、『The Amazing Bud Powell』と題されたブルー・ノートのアルバムはVol.1からVol.5まである。重要なのがパド自身が1951年8月から約1年半精神病院で電気治療を受けていた、という事実だ。ここでの過ぎた治療がパドをほとんど廃人にしてしまう。つまりこのvol.1・2こそが絶頂期のバド・パウエルの姿を残した数少ないレコーディングのひとつなのだ。必聴の一枚。
Blue Note Records
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ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1
あまりにも名高い「アメイジング・セッション」のVol.1。ジャズ・ピアノの永遠の金字塔。
アーティスト: バド・パウエル
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2009/06/10
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レビュー
バド代表作。
★★★★☆ 2013/1/10
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
このアルバムをバドパウエルの代表作とするのに反対するものはいないだろう。Un Poco Locoの3takeの殺気だったパウエルの演奏は、まさに「Ugly Beauty」である。この危うい狂気を孕んだ美しさこそ、パウエルの真骨頂であると感じられる。