すべてのギターキッズ必聴の傑作フュージョンアルバム!
★★★★★ 2011/10/22
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思えばもう30年以上も前、当時高校2年生だった僕に、友人のMがカセットテープにダビングしてくれたアルバムがラリーカールトンの「夜の彷徨」。1曲目の「ルーム335」を聴いて心底驚いたのを今でも鮮明に覚えている。こんな風にギターが「歌う」なんて。最後の曲「オンリーイエスタディ」の泣きのギターっていうか、ほんとに魂に直接響いてくるギターのトーンにいたっては・・・言葉も出ない感動だった。その後にいろんなギターヒーローのアルバムを、それこそジャンルを問わず(クラシック・ジャズ・フラメンコなどなど)に聴いたけど、僕の中では断トツのNo.1ギターアルバム。同時期に活躍した(今も活躍中だけど)同じギター335を弾くリー・りトナーのハイセンスなカッティングにもしびれたけど、カールトンの魔法のギタートーンにはかなわなかった。ヘビーメタル系のディストーションサウンドばかりを聴いている早弾きギターキッズにも、ぜひ一度聴いてもらいたいね。目から耳からうろこが落ちると思うよ。