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Riverside


Brilliant Corners      ジャケット写真 Brilliant Corners

強い個性と斬新な感覚が聴く者を圧倒するセロニアス・モンクの代表作。個性的な熱演でリードするモンクの大胆なプレイが印象深い。

アーティスト: セロニアス・モンク
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2008/03/04
品 番: UCCO-9665

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レビュー

間違いなくコンテンポラリージャズの礎を作り上げた作品!!

★★★★☆ 2010/10/21
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 1曲目の「Bririant Corners」から流れる、不安感を煽る微妙なメロディは、いきなりジャズ初心者が耳にするとかなり刺激の強い...というか、難解というイメージをJazzに持つことだろう。モンク登場の前は、どれもII-Vで終始した、所謂”着地する””落ち着く”音楽だった。そのメロディラインは、チャーチモードを基本に作られ、調が明確な分かりやすいものであったが、セロニアス・モンクの作品では、その基本概念をぶち壊したような奔放なコード進行が多い。メロディは基本に従ったコードの音を拾ったような作り方だが、その作り方もリズム的にありえないところで音符をおいたもの、終始するポイントが、いきなり置かれる等、とにかくそれまでの常識では考えられないコンセプトであり、今思えば斬新でもある。
 このアルバムはそんなモンクの真骨頂が存分に味わえる。急に倍ノリに成ってみたり(Bririant Corners)代表曲、Blue Monkのように、メロディのリズムにフックとなるリズムを入れてみたり(BaーLue Bolivar BaーLue Are)、問いピアノを使った新たなサウンド(PANNONICA)等、スタンダードなプレイが主体だった当時を考えると、実に斬新だ。これを支えるバックミュージシャン達も当時の名手達。が、このモンクの斬新な曲には相当手を焼いている様子が伺える。アドリブのフレーズでは、出だしから、まるで”どうやって展開していくか”等と若干迷いが見えるなど、演奏の様子まで見えてくるのが楽しい。

Sony


Heavy Weather     ジャケット写真 Heavy Weather

1976年に録音したウェザー・リポートの最高傑作がさらなる高音質で聴ける1枚。レギュラー・メンバーとして加わったジャコの名演が冴えわたる。

アーティスト: ウェザー・リポート
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1997/09/25
品 番: SRCS-9639 

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レビュー

これぞ、クロス・オーヴァーの原点!聴かずして、クロス・オーヴァーを語るなかれ!

★★★★☆ 2010/10/18
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 ジャコ・パストリアスというベーシスト。もう彼に対する賞賛の言葉は出尽くしてしまったかもしれない、それでも人は彼を賞賛するほかない程の偉大なアーティストだ。それは彼のソロ「ジャコ・パストリアスの肖像」を始めとする様々な作品全てに言える賛辞だが、この歴史的な、一つのグループでの活動で、それぞれのメンバーと強力なケミストリーを生じながらも作り上げられたこの作品には、今ある音楽への強固な基礎を作り上げた、という思いも感じられる。
 元々はジョー・ザビヌルという、これまた強力な存在感を持つアーティストを中心としたバンドであったが、このアルバムではジャコを迎え、最強メンバー同士の才能による鍔迫り合いを交え、最高のものを作り上げた。結果的にはその”鍔迫り合い”が、以降の確執を生んだことは想像に難くないが...
 ポップで印象的なメロディと、広大なハーモニーで強烈な印象をアピールする「Birdland」、ベースメロディの美しさを最大限に引き出した「お前のしるし」アクティブで強力なグルーブで押し捲る「十代の町」と、誰もが言葉を失う名曲、名演の連続に、新たな創作者達は「どうしてもここを通過せざるを得ない」ことを認めることだろう。

Prestige


Saxophone Colossus      ジャケット写真 Saxophone Colossus

史上最高のサックス奏者、ソニー・ロリンズの最高傑作として知られる1枚!

アーティスト: ソニー・ロリンズ
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2006/03/21
品 番: UCCO-9801

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レビュー

生ける伝説、ソニー・ロリンズの伝説を生み出した作品!!

★★★★☆ 2010/10/18
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 この10/7、ソニー・ロリンズの生誕80歳記念来日ライブを鑑賞した。近年、来日のニュースの度に”これが最後”といったコピーがしつこく書かれ、さすがに”そうか、そろそろ...”といった雰囲気もあったが、ステージの彼は歩く姿こそ老人であれ、そのサックスの音色は”巨人”そのものだった。バックメンバーをこれでもか、というくらいにサックスで煽り上げ、自らも強力なトーンを噴出す巨人。御大80とは思えないバイタリティ、エネルギーを感じた。
 その彼の、もう知らぬ人もいないくらいに有名な1枚がこの作品だ。Jazzの聴き方、見方によっては、ひょっとしてかのCharlie Parkerの名作さえ影に隠れてしまう程の知名度。トミー・フラナガン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、マックス・ローチ(dr)という伝説とも言えるべき名プレーヤーを従え、その中でも”リーダーはオレだ”という、正に巨人的な存在感を示す。
 まるで快晴の空、とある孤島を目指し大海原を旅しているイメージすら思い浮かぶ「ST.THOMAS」を筆頭に、歌心満載の「YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS」、嵐のような激しさを持つ「STORE RODE」と、名演の醍醐味満載の一枚だ。ロリンズの魅力は、ビ・バップのような流れ出るようなアドリブフレーズと違い、テーマから探りを入れているような、何ともワクワクする様な展開にあるのではないだろうか。更に長生きし、ワクワクする瞬間を作り続けてほしい。




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