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Sony


Milestones      ジャケット写真 Milestones

コルトレーンとキャノンボール、そしてオールアメリカンリズムセクション。最強のメンバーによる作品。

アーティスト: マイルス・デイビス
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2001/04/18
品 番: 65340

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レビュー

「モード・ジャズの夜明けの前章となった一作」

★★★★☆ 2010/11/2
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 マイルス・デイビスが提唱したモード理論によるジャズの新たなコンセプトは、この歴史的な「KIND OF BLUE」に収められた「SO WHAT」と、「MILESTONE」によりその産声を上げた。が、モードという共通のキーワードを持ちながらも両曲から受ける印象は全く異なるものにある。前者がそのトーナリティを、その正に演奏しているモード(この場合Dm⇒Dドリアン)に依存しているのに対し、後者はドミナントモーションを強く現した形式(Gドリアン⇒Cミクソリディアンに進行する様式:更にBメロではAエオリアン=Cイオニアン、つまりAメロから更に4度転調)となっている。元々ベーシックとしている転調形式を受け継ぐこの曲は、モード理論に近づくための前章となっているような印象を受ける。実際、それぞれのアルバムに収録されている他の曲が前者は「Blue in Green」「All Blues」等のかなりコンテンポラリなアプローチをしているのに対し、本作はスタンダードナンバー、ブルーズとバップ、ハードバップの流れを汲んでいる。とは言え、ハードバップ期のレッド・ガーランドのピアノはさすがに卓越したグルーブ感を持っており、その筋の作品としても申し分ない。様々な逸話すらあれど、Jazzが新しい幕を開ける一つの節目に関わる作品として、避けては通れない一作だろう。

Impulse Records


A LOVE SUPREME     ジャケット写真 A LOVE SUPREME

コルトレーンのみならずモダン・ジャズを代表する1枚として永遠の輝きを放つ傑作。この作品を聴かずしてコルトレーンは語れない。

アーティスト: ジョン・コルトレーン
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2003/08/19
品 番: UCCU-5005

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レビュー

「コンセプトアルバムとしてのイノベータ」

★★★★☆ 2010/10/25
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 所謂コンセプト・アルバムという形態を取った形のものでは、初期のものになるのではないだろうか?それまでJazzミュージックは1曲完結型で、アルバム制作に対する方向性はそれぞれにあったとしても、各曲演奏がそこで完結してしまう形がスタンダードであり、くらっシック音楽のような組曲形式のものは皆無であった。その意味でこのアルバムは、Jazzアルバムとして一枚を通して一つのコンセプトに基づいて作られたものとしては、初めてのものではなかろうか。
 コルトレーンのインプロビゼーションの特徴は、よく言われる”シーツ・オブ・サウンド”といわれる、いわゆる”全般に敷き詰められた音の洪水”的な形態で、このアルバムも例外ではないのだが、フレーズを聞き取ると同じような音列を何度も並べたようなフレーズを繰り返し、展開を図るケースが多い。単純なビ・バップ、ハード・バップのインプロバイザーの、コード進行/メロディからの展開から考えると、方法論的にユニークな方法といえるだろう。ソニー・ロリンズもテーマをモチーフに徐々に変化させるような手法をとってはいるが、音の間の空け方が前述のようにかなり異なるものである。
 競演がマッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(dr)と、コルトレーン版”魔のリズム隊”も、強力なバックアップを見せる。

Ojc


Sunday at the Village Vanguard      ジャケット写真 Sunday at the Village Vanguard

『ワルツ・フォー・デビイ』と同日録音である、ライヴ盤。録音直後のスコット・ラファロの交通事故死が惜しまれる、不朽の名作。

アーティスト: ビル・エバンス
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 1990/10/25
品 番: 140

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レビュー

「コンテンポラリージャズの幕開けを予感させる一作」

★★★★☆ 2010/10/24
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 エバンス、ラファロ、モチアンの奏でた名演4作の一つ。ハード・バップが下降を辿り、またマイルス・デイビスがモード理論を提唱しコンテンポラリ・ジャズの新たな道を切り開いた60年代初頭、ピアノ・トリオという形態で、しかも3様の対等な位置で、それぞれのミュージシャンがこれだけの演奏を繰り広げる作品は実に画期的だった。特にベーシスト、ラファロの歌心に溢れたベースライン、インプロビゼーションは、それまでのJazzベースでは見られない革新的な"ベース”という楽器の音を聞かせた。また、その目新しい部分が突出せず、エバンスのピアノの美しい部分が映し出されるのは、3人のミュージシャンの、やはり突出した技術のなせる業だろう。
 何それまでのJazzのような、目を見張るテンポの中での飛び交うインタープレートみたいなものとは、別の緊張感を全体に感じる。それまでのJazzが”動”の緊張感であれば、これは”静”の緊張感というべきであろうか。
 明らかにバップ期のスタンダードの様式のコード進行とは異なるGLORIA'S STEPやSOLAR、JADE VISIONS等の演奏も、それまでに無かった種の斬新さが認められ、非常にJazzの歴史の中でも興味深い作品ではある。

Blue Note Records


Dippin      ジャケット写真 Dippin

オレンジ色のジャケットがかなり目を引く人気作品。テナー・ソロはファンキーな彼の良さが存分に味わえる不滅の人気盤。

アーティスト: ハンク・モブレイ
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2006/08/21
品 番: TOCJ-7019

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レビュー

「ハード・バップ期の隆盛を現した会心作」

★★★★☆ 2010/10/24
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 オープニングの「THE DIP」は、競演しているトランペットのリー・モーガンの代表作「Side Winder」を思わせるリズムとハーモニー。その中を自由に泳ぎまわるモブレーの図太いテナーが魅力的だ。続くモーガンのトランペットが、それに対抗するように鋭いトーンを上げ、目を見張るインプロビゼーションを見せる。ファンキー・ジャズの名演の一つと言っても過言ではない。
 続く「RECADO BOSSA NOVA」は、数あるJazzアルバムの中では一番有名な「RECADO BOSSA NOVA」では無かろうか。テーマのハーモニー、アドリブから見られる切なさとエキサイトネス。アルバム全般通しても感じられるハードパップの典型的作品の中でもその演奏レベルの高さ、旨みの良さを持っている。難しげなコード進行がある曲を使用しているわけではないので、バップフレーズ研究にはもってこいの作品だ。また、単純に聴くだけでもファンキーJazz、Jazzボッサ、そしてエキサイティングなブルース、バラードと聞かせどころも盛り沢山。正にハードバップ期の作品としては秀逸といっても良いだろう。

Blue Note Records


フュエゴ      ジャケット写真 フュエゴ

ファンキー路線で人気を集めていたバードの代表作。ジャズ・ファン好みの魅力的なナンバーが収録されたファンキージャズシーンの代表作。

アーティスト: ドナルド・バード
収録曲: 収録曲一覧
発 売 日: 2007/07/25
品 番: TOCJ-4026

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レビュー

ハード・バップ期に制作された堅実な名作の一つ

★★★☆☆ 2010/10/21
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 コンテンポラリーに繋がるような斬新なアプローチは無いものの、アンサンブルの面では全体的に非常に堅実に作られており、正に”お手本になるような”作品である。ドナルド・バード、及びジャッキー・マクリーンのアドリブはビ・バップの伝統的なフレーズを丁寧に踏襲し、スリリングなインプロビゼーションを見せる。デューク・ピアソンの薄い感じのバッキングと、堅実なダグ・ワトキンスのベースライン、レックス・ハンプシャーの”リズムキープ重視”の堅実なドラムと、全般に、正に堅調なハード・バップの肖像を垣間見れる。コードやメロディ等、正にハードバップの典型そのものだ。その中でも「FUNKY MAMA」で見られるベースソロからのイントロ等、聞かせどころも多い。
 何か飛びぬけた驚きがあるものではないが、全体的に”Jazz”を良く現している、玄人好みのシブイ作品だ。




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